レートチェック

前回、日銀による為替相場への市場介入について解説しました。この市場介入が行われるかどうかはFXトレードに大きな影響を及ぼすのでその予兆をいかに察知するかが重要です。

その予兆として知られているのが、このレートチェックです。もちろん日銀は、現在の為替レートをリアルタイムで知る手段を持っています。その点は個人のFXトレーダーと同じです。しかし、レートチェックは日銀が市中銀行に対して現在の為替レートを照会するという作業です。とは言っても他の方法でレートを知ることができるなら民間の銀行に問い合わせることはないのに、と考えるのが普通です。それでも敢えて銀行に公開で問い合わせるというのは、日銀としては「現在の為替変動は行き過ぎているので、介入の必要があるかどうか関心を持っている」というメッセージを発する目的があります。

つまり、レートチェックは市場介入の前段階として行き過ぎた相場の動きをけん制するための方法論だと考えたほうが良いでしょう。セレモニーのようになってしまっているレートチェックですが、レートチェックが行われている通貨についてはそれ以上の過熱感はなくなるかも知れないと考えてください。



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