米中貿易戦争とFX

トランプ大統領が次々と仕掛ける関税措置などに対抗して、中国やEUなどが報復関税をかけるなど貿易戦争は世界に飛び火する勢いを見せています。かつて日米貿易摩擦といってアメリカが貿易不均衡を是正するために強硬的な措置を取ったことがありましたが、それと同じようなことが中国を相手に起きています。

すでに世界2位の経済大国となり、アメリカと渡り合っていける大国に成長している中国なので、アメリカとしても貿易不均衡を看過できないという気持ちは分かります。しかしこれまでそれを表に出さなかったものが、トランプ大統領は違います。アメリカの利益にならないことは容赦なくバッサリと切り捨てるタイプの性格なので、それが貿易戦争という形で顕著になっています。

この貿易戦争で真っ先に影響を受けたのが、鉄鋼やアルミニウムのメーカーです。日本製品は質が良いことからアメリカへの輸出も活発なのですが、25%の高率関税をかけられることによって価格が高くなるため、競争力を失うと言われています。

これで考えられる影響は、関連銘柄の株安です。

米中貿易戦争が与える影響についての考察を進めます。真っ先に影響が出たのは、アメリカから高率関税のターゲットになった鉄鋼やアルミニウムのメーカーです。日本国内には大手メーカーが複数あるので、こうしたメーカーの株価が下がり、その影響が株式市場全体に及んだ感があります。

株安になるとFX投資家は円高に警戒しなければなりません。これまでに何度も株安と円高の相関関係によって対円通貨ペアが軒並み円高になったことがありました。

まだ大規模な円高爆弾がさく裂したことはありませんが、今後の貿易戦争の展開次第では急激な円高があり得るので、買いポジションを持っている方は注意が必要です。

その円高爆弾がさく裂するきっかけとしては、どんなもの考えられるのでしょうか?それは次回に解説します。



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